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2024.08.14

当社施工の病院ヘリポートが病院新聞社 記事で紹介されました。


当社がコンサル設計施工を手がけた市立青梅総合医療センターのヘリポートについて、特集記事で紹介されました。

 

以下、記事全文

患者受入れはもちろん搬出も

災害対応を見据えヘリポートの設置を

エアロファシリティー

 

市立青梅総合医療センター(東京都青梅市)は、西多摩地域で唯一の三次救急に対応する救命救急センターを有しているほか、東京都の西多摩保健医療圏の地域災害拠点中核病院にも指定されており、災害時には被災現場での救護所と円滑に連携し、重症者の収容、治療を行う役割を担っている。現在、同センターでは新病院建設を進めており、昨年11月の本館の整備に伴い消防庁の大型ヘリコプターが離発着できる屋上ヘリポートを設置し、救命救急機能を強化。屋上ヘリポートと直結した救急専用エレベーターを通じて1階の救急外来や3階の救命救急センターに患者を迅速に搬送できるようにした。

この屋上ヘリポートのコンサル・設計・施工を手掛けたのがエアロファシリティー(東京都港区)だ。同社は救急・災害医療にヘリポートは欠かせないという観点から、救急機能の強化はもちろん、災害時の対応を見据えたヘリポートの提案に注力している。

 同社が提案するヘリポートの役割としては、平時の救急患者の迅速な受入れのサポートはもちろん、災害時には受け入れだけでなく、連携する医療機関などへ入院患者や避難者を搬出することも想定している。

災害時の病院は、自院が被災しながらも、入院患者に加え、災害による傷病者が続々と運び込まれることが想定される。特に、首都直下地震や南海トラフ巨大地震による被災が想定されるエリアでは、地域全体の複数の医療機関が同時に被害を受け、中には診療機能の維持が困難となる可能性もある。避難者も訪れ、病院機能のキャパを超える事態も容易に考えられる。

そうした事態に自院の入院患者らを安全なエリアにある医療機関に搬出する手段として欠かせないのがヘリポートだ。地震や風水害では、道路が寸断され、陸路が途絶えている可能性もある。さらに大規模災害であれば避難者が溢れかえり、交通網が大混乱に陥ることは目に見えている。

一方、ヘリコプターによる空路であれば、患者を迅速かつ安全に搬出することが可能だ。特に、透析患者や妊産婦など、生命に直結する人の搬送は一刻を争う状況。空路が最も安全なサポートラインで、それを活用しない手はない。実際、今年1月に発生した能登半島地震でも、被災地の妊婦や衰弱した高齢者がヘリコプターで安全なエリアの医療機関に搬出された例も複数報じられており、災害時の切り札として、改めてヘリコプターに注目が集まっている。

今後の取組みとして同社は、医療機関の広域連携をサポートするヘリポートの役割についての提案も強化し、空のサポートラインの構築を促していく方針だ。

 

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