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2021.07.25
防災・減災ヘリポートの必要性
市町村の予算で実現可能な 新しい洪水対策施設「防災ヘリポート」
「50年に一度の記録的な大雨」が毎年日本各地で発生するようにな り 、自 治 体 は ハ ザ ー ド マ ッ プ を 策 定 し 、洪 水 か ら 住 民 を 守 る た め の 対 策 を 検 討 し て い ま す 。そ の 対 策 を 実 行 す る に は そ れ な り の 予 算 を 確 保 す る 必 要 が あ り ま す 。し か し 、大 き な 河 川 流 域 の 住 民 を 守 る た め に 堤 防 や 貯 水 池 を 建設することは、とても市町村の予算で実現できるものではありません。
エアロファシリティーが提案する「防災ヘリポート」は、最小限の設備を コンパクトにまとめた新しい洪水対策施設で、想定される水位以上に嵩上 げ し た 居 住 ス ペ ー ス と 屋 上 に 設 置 さ れ た ヘ リ ポ ー ト か ら な り ま す 。主 な 設 備は救援なしで3日間の避難が可能な自家発電設備と備蓄倉庫などで、 地上階から屋上階までは車椅子やストレッチャーでの垂直移動が可能で す。公民館敷地など住民が利用しやすい場所に設置することも可能で、 地 上 階( 1 階 )は 駐 車 場 、居 住 階( 2 階 )は 備 蓄 倉 庫 付 き フ リ ー ス ペ ー ス 、 屋上階はヘリポートとして活用できます。これにより、平時はコミュニティ セ ン タ ー と し て 、災 害 時 は 避 難 拠 点 と し て の 機 能 を 持 た せ る こ と が で き ま す 。へ リ ポ ー ト も 、平 時 は ド ク タ ー ヘ リ に よ る 救 命 救 急 活 動 拠 点 と し て 、災 害時は被災者の避難や救援の活動拠点として利用が可能です。
避難施設の質を高める「防災ヘリポート」
2016年に内閣府防災担当から示された「避難所運営ガイドライン」で は 、「 避 難 所 の 質 の 向 上 を 目 指 す 」 こ と が 明 記 さ れ て い ま す 。 避 難 所 は 被災 者 に と っ て 災 害 時 の よ り ど こ ろ で は あ り ま す が 、他 の 避 難 者 と 狭 い 空 間 で 窮 屈 な 生 活 を 強 い ら れ る た め 、健 康 を 害 す る 方 も い ま す 。ま た 、透 析 患 者 な ど 健 康 に 不 安 を 抱 え て い る 方 や 妊 婦 、さ ら に は 新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染症などの感染症患者は一刻も早く医療機関で手当てを受ける必要があ り ま す 。こ う し た 場 合 に ヘ リ コ プ タ ー を 利 用 す れ ば 迅 速 に 搬 送 で き ま す 。 万が一収容人数を超える避難者が訪れた場合、別の避難所に移ってもら う 必 要 が あ り ま す が 、ヘ リ コ プ タ ー は 1 回 の 飛 行 で 約 1 0 名 を 搬 送 で き る た め、スムーズに対応することができます。このようにヘリポートは避難施設 の質の向上に大きく寄与するのです。