コラム
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「新・ヘリポートの造り方」
2025.02.21
屋上ヘリポートにアルミデッキを薦めるワケ その3
ポイント3【美しく、施工ムラがない】
注意深く施工してもコンクリート床はどうしても施工ムラができてしまいます。コンクリートヘリポートに水溜まりができているのを見ると悲しくなります。施工ムラによる水溜まりができることを嫌い極端な水勾配を取って造った残念なヘリポートが我が国にはいくつかあります。
一方、アルミデッキは工場生産ですからムラがありません。完成から1年後にはアルミデッキ床とコンクリート床には大きな差が生じます。
ポイント④【美しく剥がれない塗装ができ、色褪せない】
コンクリート床は、打設後にレイタンスと呼ばれる遊離アルカリが浮いてきます。これらをすべて除去せずに塗装しますとすぐに塗料が剥離してしまいます。コンクリート打設後、最低でも30日間は塗装すべきではありません。十分な日照を与え、入念に表面を処理した後、塗装しなければなりません。しかし、そうして丁寧に塗装されたコンクリート床ヘリポートでも1年も経つと色ムラや色褪せが出ることが多いようです。
一方、アルミデッキヘリポートの塗装は工事完了後2~3年を経過してもほとんど色落ちや色褪せはありません。