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「新・ヘリポートの造り方」
基礎知識
2025.01.01
屋上ヘリポートにアルミデッキを薦めるワケ その2
屋上ヘリポートにアルミデッキ製を薦める理由を、8つのポイントを挙げて詳しく説明したいと思います。
ポイント1【軽い】
床面の重さはコンクリートに比べ約 10 分の1です。屋上に重たいものを載せるとなると下部の構造部材も強固なものにしなければなりません。床面だけではアルミデッキの方がコンクリート床よりも高額になりますが、下部の構造部材を小さくできますからトータルで見れば値段の差は大きくありません。
ヘリポートが軽いと下部の構造部材を小さくでき、柱や梁も細くできる
ポイント2【衝撃荷重(パンチングシャー)に強い】
コンクリートは衝撃荷重が苦手で、繰り返し荷重によって欠けることがあります。この欠けたコンクリート片がダウンウォッシュで飛散することがないように入念なチェックとメンテナンスが必要です。
万一、想定以上の衝撃を持ってヘリコプターが着陸した場合にはコンクリートは割れてしまうので大事故に繋がりかねません。
一方、アルミは衝撃荷重に非常に強い部材です。ヘリコプターの着陸荷重は超短期荷重ですから、想定以上の衝撃に対してもアルミは変形するだけで済むのです。
コンクリートはパンチングシャーには弱いが、アルミは変形するだけで済む