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「新・ヘリポートの造り方」

基礎知識

2024.09.11

「新・ヘリポートの造り方」計画段階からの注意点 : 屋上ヘリポートの場合 その3


前回のコラム→「新・ヘリポートの造り方」計画段階からの注意点 : 屋上ヘリポートの場合 その2

 

チェック4【転落防止】

屋上ヘリポートでは、嵩上げするしないにかかわらず、着陸帯の周りに「転落防止措置」を施すことが必要です。医療スタッフや、患者の付添い人らが転落しないようにするためです。

 

ただ、航空法では転落防止措置に関する明確な基準がありません。そのため私は、自治体の消防による緊急離着陸場の基準に従うことをお勧めしています。屋上ヘリポートは緊急離着陸場を兼ねるケースが多いためです。

 

転落防止措置のタイプには、大きく分けて「転落防止網型」と「キャットウォーク型」の2つがあります。下の図をご覧下さい。

 

 

①は着陸帯と同レベルの高さに「転落防止網」を水平に設置し、周囲に手すりを設けたものです。
②は「転落防止網」に傾斜をつけたもの。手すりはありません。
③は「転落防止網」を一段下げ、さらに傾斜をつけて設置したタイプ。(お勧めです)
④は③のタイプに手すりを設けたもの。
⑤は①のタイプの手すりを高くしたもの。
⑥はキャットウォーク型です。(お勧めです)

 

「新・ヘリポートの造り方」

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