TOP > コラム > 空飛ぶクルマと屋上 Vポート これからの大規模ビルは100年利用される コラム ヘリポート業界の動向、知識などの情報を記事にしています。 基礎知識 空飛ぶクルマと屋上Vポート 2021.08.05 空飛ぶクルマと屋上 Vポート これからの大規模ビルは100年利用される 現在の東京を見渡しても「このビルの屋上に『Vポート』があったら利用されるだろうな」と思われるビルは数えるほどしかありません。「六本 木ヒルズ森タワー」、「東京ミッドタウン」、「東京都庁」、「渋谷スクランブ ルスクウェア」「サンシャイン60」などです。しかし、残念ながらこれらのビルにこれから「Vポート」を設置することは無理でしょう。「Vポー ト」を造るにはビルの基本設計時にすでに設置に向けた準備をする必要があるのです。▼「Vポート」が設置できるような大規模ビルは大都会東京でもせいぜい 2年~3年に1棟程度しか建設されないでしょう。そのため我々は「空飛ぶクルマ」が利用される将来に備えて、数少ないチャンスを今逃してはならないのです。 大規模ビルの寿命は非常に長く、例えばニューヨークを象徴するエンパ イアステートビルは2021年に90歳になります。その時、霞が関ビルは53歳 です。これからの大規模ビルは計画から着工まで10年はかかり、完工した ら100年近くは利用されると思っていいでしょう。大規模ビルに「Vポー ト」を設置するチャンスは非常に少ないのです。 霞が関ビルは53歳に(写真=共同通信社) エンパイアステートビルは90歳に (写真=アフロ) (「Vポート」Vertiport の略称、その他の呼称はバーティポート、バーチポート、ヴァーティポート、ヴァーチポートなど) 書籍案内「空飛ぶクルマと屋上 Vポート」 back 一覧 next 一覧 同じカテゴリの記事 屋上ヘリポートにアルミデッキを薦めるワケ その2 「新・ヘリポートの造り方」屋上ヘリポートにアルミデッキを薦めるワケ その1 「新・ヘリポートの造り方」コンクリートよりもアルミが良い理由 その2 「新・ヘリポートの造り方」コンクリートよりもアルミが良い理由 その1