コラム
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基礎知識
2018.05.15
病院ヘリポートの失敗例5<非公共用ヘリポートのリスク>
大丈夫ですか? あなたの病院ヘリポート
事前にしっかりした航空コンサルタントに確認しないと『使えないヘリポート』ができてしまいます。
多額の費用を投じてつくった病院屋上ヘリポート。
でも、実際には使用できないヘリポートが日本中にいくつもあります。
設計事務所やゼネコンへの丸投げが最も危険。
また、悪徳航空コンサルにもお気をつけ下さい。
私たちは多くの失敗例を知っています。
失敗例5
「ドクターヘリへの対応は『飛行場外離着陸場』で十分だが、病院がすべてをコンサルまかせにしたため1,000万円以上のコンサルタントフィーを払って『非公共用ヘリポート』を設置した。工事費は約2億円。しかしその後、運用方法で住民とトラブルが発生し現在は使用できない状況にある。」
ドクターヘリが24時間待機する「ドクターヘリ拠点病院」なら「非公共用ヘリポート」を、それ以外の「ドクターヘリ受け入れ病院(サテライト病院)」では「飛行場外離着陸場」の設置を当社ではお勧めしています。いずれにしても住民の理解は必要です。特に「非公共用ヘリポート」の場合はコンサルがその場しのぎで住民と安易な約束をしてしまうことがあります。運用規定は十分なチェックが不可欠で、誠意をもった対応が必要です。
A. 適切なコンサルタントに相談することで解決ができます。