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2025.03.25

病院新聞コラム『全ての病院にヘリポートを』第2回掲載のお知らせ


当社が病院新聞にて連載中のコラム『全ての病院にヘリポートを』の第2回が掲載されました。今回の記事では、「防災」と「減災」の違い、そしてこれからの災害対策を考える上で必要な視点を提示しています。

 


以下コラム本文
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すべての病院にヘリポートを②
「防災」と「減災」の違いとは

 

「防災」と「減災」はともに災害に備える言葉だが、意味が異なる。防災は災害を未然に防いだり、災害による被害をゼロに近づけたりする取組み。一方、減災は、災害の被害を最小限に抑えるための備えを意味する。
ヘリポートの設計・施工を手掛けるエアロファシリティーは、災害から命を守るために「減災」を念頭に、ヘリポートなどの複数の機能を付加した避難施設を地域に多数設置することを提唱している。
しかし、東日本大震災以降に設置された避難施設は、「防災」を念頭にしたものも多く、費用対効果や運用面などの観点から首を傾げたくなる施設も少なくないという。例えば、周囲に民家がほとんどないのに海沿いの空き地に建てられた津波夕ワー。津波では山側へ 逃げるのが鉄則だが、 タワーがあるからと言って海側へ駆け出す人がいるだろうか。ましてその地域の住民の多くは高齢者ばかり。仮に高台にあっても普段誰も訪れることがない場所であれば、非常時に機能するかどうか疑問が残り、維持費も相当かかることが想像できる。
東日本大震災による被害が甚大でインパクトが強かったことや、発生が予測されている南海トラフ巨大地震などの被害を想定し、大規模な防潮堤や津波避難タワーが築かれている。対策を急ぎすぎるあまり拙速な計画となったケースもあるのではないか。
次回以降、事例を交えながらあるべき避難施設を考える。(取材協力=エアロファシリティー)
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本コラムでは、防災・減災につながるあるべき病院ヘリポートの姿と、実際の設置事例をテーマに情報発信をしてまいります。掲載されたコラムは弊社ウェブサイトでも順次公開いたしますので、ぜひご一読ください。

 

・掲載媒体:病院新聞
・掲載頻度:月1~2回
・前回のコラムはこちら →『すべての病院にヘリポートを①』

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