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2025.01.10

【千葉県総合救急災害医療センター】当社施工の病院ヘリポートが病院新聞社 記事で紹介されました


当社がコンサル設計施工を手がけた千葉県総合救急災害医療センターのヘリポートについて、特集記事で紹介されました。

 

以下、記事全文
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受入れだけでなく搬出を見据えたヘリポートを
エアロファシリティー

 

ヘリポートの設計・施工を手掛けるエアロファシリティー(東京都港区)は、千葉県総合救急災害医療センター(千葉市美浜区)の屋上ヘリポートのコンサルティングおよび設計・施工を行った。同センターの屋上ヘリポートはアルミデッキ製で、航空灯火設備も備えている。同社は救急・災害医療はもちろん、マスギャザリング災害を見据えたヘリポートの設置を提案しており、同センターのヘリポートについて、救急・災害医療に対応した理想的なヘリポートが完成したと評価している。

 

同社はヘリポートの役割として、平時や災害時の救急患者および傷病者のヘリコプターによる迅速な受入れを可能とするとともに、自院だけで受入れ対応ができない場合に別の医療機関などに搬出することを挙げる。

 

災害時の病院は、自院が被災しながらも、入院患者に加え、続々と運び込まれる傷病者への対応も想定される。特に、首都直下地震や南海トラフ巨大地震による被災が想定されるエリアでは、地域全体の複数の医療機関が同時に被害を受け、中には診療機能の維持が困難となる可能性もある。

 

地震や風水害では、道路が寸断され、陸路が途絶えることもある。大規模災害であれば避難者が溢れかえり、交通網が大混乱に陥ることは目に見えている。空路を活用しない手はない。

 

さらに大規模なイベント時の災害やテロなど、局地的に多数の傷病者が発生するマスギャザリング災害では短時間に多数の傷病者が搬送され、医療機関のキャパを超える事態が容易に考えられる。その際には搬送されてきた傷病者を連携する別の医療機関に搬出することが求められる。その手段として欠かせないのがヘリポートだ。

 

実際、2 0 2 4年1月に発生した能登半島地震では、被災地の妊婦や衰弱した高齢者がヘリコプターで安全なエリアの医療機関に搬出された例も複数報じられており、災害時の切り札として、改めてヘリコプターに注目が集まっている。

 

安全やコスト面で アルミ製を推奨

 

他方、同センターの屋上ヘリポートがアルミで造られたことは、安全面やメンテナンスコスト、今後の空の活用の観点から見逃せない。

アルミの特徴としては、軽量で、施工性がよく、経年劣化が少ない点が挙げられる。重量はコンクリートデッキの 分10の1以下でビルの躯体構造を小さくできるメリットもある。繰り返し離着陸しても、コンクリートデッキのようなひび割れや雨水の浸水による鉄筋爆裂が発生しないため、メンテナンスフリーだ。さらに熱伝導率が高く、ヒーティングによる融雪効果が高いことや、磁界の影響をほとんど受けない特徴もある。

 

磁界の影響について同社の調べでは、鉄筋コンクリート製のヘリポートからヘリコプターのコンパスやドローンの磁気センサーを狂わす磁界が発生しているケースがあることがわかっており、警鐘を鳴らしている。

 

同社では、安全運航やドローンおよび将来の次世代空モビリティの活用を見据え、アルミデッキ製のヘリポートを推奨している。

 

以下、宮田院長インタビュー記事 要約
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千葉県総合救急災害医療センター
救急、精神、災害の3つの医療を融合
海沿いの立地を活かし ヘリによる搬送能力を強化

 

2023年11月に開院した千葉県総合救急災害医療センターは、救急、精神、災害の3つの医療を融合させた新しいスタイルの病院である。各分野の連携を深め、起こりうる様々な緊急事態に対応可能な体制を整えている。
同センターは幕張新都心の海沿いに位置し、近隣には空港や大型集客施設が点在している。自然災害や大規模な事故発生時にも対応できるようインフラを整えた。屋上と地上の2箇所にはヘリポートを設置、救急搬送能力を強化し、今後は、ドローンによる医薬品の搬送など、次世代モビリティの活用も視野に入れている。ドクターヘリだけでなく、災害時には自衛隊や海上保安庁の大型ヘリも活用することで、迅速な救急搬送体制を構築している。各所と連携し地域の健康と安全を守っていきたいと語った。

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