コラム
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「新・ヘリポートの造り方」
基礎知識
2024.09.26
「新・ヘリポートの造り方」計画段階からの注意点 : 屋上ヘリポートの場合 その5
前回のコラム→「新・ヘリポートの造り方」計画段階からの注意点 : 屋上ヘリポートの場合 その4
チェック8【待機室】
傷病者がヘリコプターによって他の病院へ搬送される事例が増えています。そのため屋上ヘリポートではエレベータ前ホールを待機室として使用できるように設計することをお勧めします。
待機室にはエアコン、上下水道は必須です。ストレッチャー上の傷病者をここで載せ替えることもありますので十分な広さも確保してください。ヘリコプターのダウンウォッシュの影響を受けないようにすることはもちろんですが、扉については開閉が容易な自動扉にするべきです。またその扉が閉まっていても待機室からヘリポートの状況が見えるようにすることも大切です。
チェック9【エレベータ】
屋上でエンジンを止めたヘリコプターがエンジンを再始動した時、コーションライトが点灯することがたまにあります。どこかに不具合があることを知らせるライトです。整備士が対応しますが、状況によってはエンジンを取り外して修理をする必要が出てきます。100kg超のエンジンを地上まで運び降ろしたり、逆に屋上に運び上げたりする手段が確保できていると安心です。