エアロファシリティー株式会社

コラム

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基礎知識

2018.05.11

コンクリートヘリポートの限界


コンクリートは打設し終えて硬化が始まると同時に収縮がおこります。このためコンクリートはクラックが必ず起こるのです。
クラックから水が浸透すると15年後にはコンクリート内の鉄筋が錆びてきて「鉄筋爆裂」」という非常に危険な症状が出ます。
このことを防ぐために防水を施すのですが、ヘリコプターの繰り返し荷重に耐えるだけの防水はありません。
近年、超高強度コンクリートというものが開発され、これがヘリポートに最適ともてはやす業者がありましたがワーカビリティー、フレキシビリティーと呼ばれる施工性能が悪くヘリポート表面に水溜りができてしまいます。またそれ以上に問題なのは超高強度コンクリートは磁気を帯びやすくヘリコプターの方位計を狂わせてしまいます。非常に危険です。超高強度コンクリートや鉄板を屋上ヘリポート面に使用するのは素人の発想でとても危険です。絶対にこれらのものを使用してはなりません。

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